こんにちは、シン・エヴァンゲリオンが世間を賑わせている今日この頃ですがそんなエヴァンゲリオンを生んだGAINAXの処女作を知っているでしょうか。
マクロスなどで知られる山賀博之氏が監督し、若かりし頃の庵野秀明や樋口真嗣、貞本義行氏等が制作に関わったロケット開発についての映画です。
そしてこの作品の音楽はRYDEEN等で知られる坂本龍一氏が行い、異世界の雰囲気を映し出す曲を作曲しています。(坂本龍一氏にとっては今作は黒歴史扱いのようですが)
故にオネアミスの翼を知ったのか
何故この記事を書こうと思ったのか、それはこの作品を見た経緯から語らねばならないでしょう。
それはスタジオカラーがトップをねらえ!全六話OVAの劇場での公開を決めたことから始まります。
庵野秀明監督作品『トップをねらえ!』OVA全話一挙劇場公開決定 | 株式会社カラー (khara.co.jp)
このトップをねらえ!のリバイバルのPVの格好良さに惚れて劇場に見に行ったのがオネアミスの翼に興味をもったきっかけでした。
この作品を見終わった後の感動は言うまでもありません、庵野秀明の原点であり彼の好きな作品のパロディをこれでもかと言うほどに突っ込んだ熱血SFロボットスポ根アニメであり、事前に監督不行届などを読んで庵野監督の影響の受けた作品を知ってから観たのでとても楽しむことができました。
そして、この作品を見てから私はGAINAXの作品についても調べ始めました、最初に知ったのはトップをねらえ!に続編があること。そして、これ以前の作品で作られたGAINAXの赤字が故にトップをねらえ!、ひいてはエヴァンゲリオンなどの作品が作られたこと。
作品の視聴
そうして作品を知った私は王立宇宙軍オネアミスの翼を観ることにしました。
その為にdアニメストアを契約し、視聴環境を整えたわけです。(トップをねらえ2!やキルラキルを観たかったのも理由の一つですが)
そうして観た感想ですが、アニメーションで作ったアポロ11 完全版という感じでした。
劇場のスクリーンで見れた人は幸せだなぁと、そういう作品です。
2月18日(土)池袋新文芸坐×アニメスタイルセレクションは「公開30周年『王立宇宙軍 オネアミスの翼』を観る」です!!山賀博之監督・小黒祐一郎さんのトークもあります!「王立宇宙軍」「同パイロットフィルム」「アベノ橋魔法☆商店街1話・7話」「トップをねらえ!&2!合体劇場版」です!
— ガイナックス(GAINAX 公式) (@GAINAXNET) 2017年1月31日
三年前に知っていればよかった、そう深く思わされました。
そして先にも述べましたようにこの作品の音楽は坂本龍一氏らによって制作されてます。異国の雰囲気を醸し出すメインテーマやロケット発射シーンで流れ出す離床など、素晴らしい楽曲によってこの作品の魅力はさらに引き出されているわけです。
その素晴らしい曲をDAP等で持ち運んで聞きたい、そう思うのは音楽を好むものとしては当然のことでしょう。TheビッグオーやPerfectBlueのサントラの様にプレミアがついているわけでもなく、Amazon等で三千円程度で取引されているのですから私はこのCDを購入することにしました。
CDを聞いてみての感想
そうして届いたCDを聞いた感想ですが、やはり素晴らしいの一言に尽きます。
森本レオのナレーションとともに流れ出す”メイン・テーマ”や後半の戦争のシーンで流れ出す”戦争”(この楽曲は坂本龍一氏作曲ではなく窪田晴男氏の作曲ですが)、そして宇宙に到達したシーンで流れる”OUT TO SPACE”など、王立宇宙軍を王立宇宙軍たらしめる良曲を余すことなく収録しているのですから。
そんなGAINAXの処女作たる王立宇宙軍オネアミスの翼とそのサウンドトラックをシン・エヴァンゲリオンに世間が沸いている今だからこそ観て聞いてみては如何でしょうか。
少し長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。