NieR:Automataをやったが不満が多かったという話

NieR:Automataが年末にセールでしたしフォロワーが絶賛していたので買いました……

 

ですけどこのゲームひどくないですか……

ゲームとしては一応3Dアクションゲームに分類されるはずですが唐突にSTGが始まり、たまに2Dアクションゲームになる変なゲームです。同期としてはソウルライクゲームの仁王やらスクエニの代表作FF、その前年にはダークソウル3も出ています。

jp.ign.com

感想としては上記の記事の通りで最初はあの荒廃した世界観の表現が上手いなー……やらCGWORLDの特集記事で変わったコライダー配置をしていたなと思いながら楽しんでいました……ですが一周通して行く度にイライラする要素しかなかったので下に箇条書きで書き連ねておきます

 

STGパートのひどさ

 このゲームはゲーム開始した時点でヨルハの戦闘機っぽい機体に乗った縦シューティングが始まります。まぁ、そこはいいです。アクションゲームなのにSTGはじまったな???くらいですから。そうやってSTGをやっているといつの間にか照準がしにくい360度シューティングが始まり、東方やら斑鳩怒首領蜂系が持っている弾幕の美しさなんて糞食らえといわんばかりのSTGが始まり、敵施設に途中してしばらくしたあたりで斑鳩のステージ名が表示され斜めになるカットインを上辺だけかじったような斜め視点のSTGが始まります。STGの傑作の斑鳩は斜め視点の時にSTGをやらせたか????やらせてないだろ、弾の美しさを味わったりしながらよける爽快感を失うものなんだから。

ここのパロディをやりたかったんだろうなとはわかるが……

聞いた話ではプラチナゲームズの社長がSTGが好きだからこんなくだらない上辺だけパロディしたSTGを実装したんとのことですが、なんですか????これはパロディとは言わないんですよ。

よく言っても出来の悪い贋作、もしくは原作レイプでしかないです。

store.steampowered.com

パロディをするというのならSTG御三家や超連射68k、東方、パロディウス、アンダーテールやらの良さまで全てパロディして独自のものを作り上げてたZeroRangerとかいう傑作STGに準ずるものを作り上げてみろってんです。

 ニーアの一週目ならまだいいです。つまんないけどまぁプレイはできる程度のひどいSTGですから。ニーアのゴミみたいなSTGが花開くのは二週目の9Sパートです。

二週目の主人公は戦闘能力が低い代わりにハッキングが得意でそれが主なダメージソースになるキャラクターなわけですが、そのハッキングパートでやらせてくるのがゲーム性もなく、よけにくいだけでご丁寧に時間制限まで付いてる不快な原始的なシューティングなわけです。

まだボス戦だけでやるならいいですが(それでもよける爽快感や弾の美しさなんてものは一切無く死ぬほどつまらないので青筋は出ますが)通常のモブとの戦闘ですらもハッキングしないとダメージソースが足らず、ただでさえ無双系を中途半端にパロディしたアクションゲームのくせにつまらないシューティングもやらせて更にゲームとしての爽快感を削いで来るというのは本当にいただけません。こんなゴミみたいなSTGパートがゲームの1/3を占めるくせにこのゲームの最初の価格が8000円だったってマジですか???しかも三週目ルートではハッキングパートのようなSTGをエンディングでやらせてくると聞きますし。

まだエミッションのせいで弾が見えにくいという致命的な欠点を抱えてるR-TYPE FINAL2の方が面白いですよ……

というかソルクレスタとかいうちゃんと面白いSTGを出せる会社なのになんでこんな手抜きの上っ面だけパロディしたひどいSTGを出せるんだ……

オープンワールドと言う割に……

このゲームは一応オープンワールドなわけですがそもそもの世界観が機械生命体とアンドロイドが戦争をしていて云々かんぬんと言う割にワールドそのものが狭く世界観の広さを一切感じません。道中に配置しているモブは殆ど同じですしアンドロイド側の拠点の宇宙ステーションも何百年も機械生命体と戦争をしている体のくせに宇宙ステーション側が小さいせいで説得力もないですもの……中途半端に2Dアクションゲームにしたり3Dアクションゲームにめまぐるしく移り変わるどっちつかずなゲームなんですから二千一年宇宙の旅の宇宙ステーションのシーンのカメラワークをパロディして大きさを実感させる演出にした方がよかったんじゃないですかね……

開発予算が違うから同列には語れないでしょうがゼルダの伝説ブレスオブザワイルドやらエルデンリング、ダークソウル3だって印象に残る風景と風景の移り変わりやら世界に没入させる工夫を綺麗に見せてきますよ。

このゲームなんちゃってオープンワールドにする意味あったのかな……オープンワールド内のマップの移り変わりも洞窟やら狭い道を通ってるだけですしプレイヤーの移動速度が微妙に遅いくせに移動手段は不便だしオートセーブもないから一回死んだらもどるのが面倒くさいしでオープンワールドのメリットどこ……ここ……??

エルデンリングやらブレスオブザワイルドみたいに簡単に使える馬みたいな移動システムがないと面倒くさいだけなんですよオープンワールドって

世界観やら云々

このゲームの世界観がいいとフォロワーが絶賛したから買ったと言いましたが世界観がよかろうとそもそもゲーム性がアクションゲームの微妙に悪いところやら本当に駄目なSTGパート、クエストを終わらせてNPCに報告しようと思ったらNPCからの通信が入ってNPCに報告できなくなるやらそもそもマップが狭すぎるせいで世界観の広さを感じれないなどそもそものゲームの作り込みの甘さやらで正直没入ができません。RTAで言うイライラタイムのおかげでむしろ興が冷める要素が多すぎます。

しかもニーアオートマタ本編だけではわからないことばかりで裏設定資料集を買って初めてわかるみたいな要素をちりばめるのをやめてください。まずフルプライズ八千円でゲーム性が終わっているのにそのくせ三千円以上はする設定資料集を買うのは必須だというのはいくらなんでも客を舐めています。

エヴァ以降の作品群がある程度持ち合わせているそれっぽい単語を並べ立ててそれを消化不良のまま終わらせユーザに考察(笑)という妄想をさせていく作品はもう沢山なんですよ。それはただの説明不足でしかないんですから。

そうやって脚本家に対する信者ゲームとして売りつけてるゲームがなんであんなに売れたのかが正直言って理解に苦しみます。たしかにファミ通のレビューやらを見てもIGNくらいしかSTGパートなどに一切言及しておらず、世界観がいい!だけを狂った機械のように行っていたのはそういうことだったんですね……確かにSteamのレビューでもゲーム性についてまともな言及はろくにありませんでしたし……

 とはいえあそこまで売れたゲームなんだしゲーム性もちゃんとしてるんだろうなと思うのは正直仕方無いと思うのです。フロムゲーやら任天堂ゲーはちゃんとしたゲームシステムの上で世界観を乗せてきていてそれこそがいいゲームという認識だったんですから。売れたゲームに対してそれくらいの期待するのがわがままと言うのですか???ふざけるな。

 しかも演出に至ってはポストエヴァの悪辣演出だけは丁寧に受け継いでいる始末ですよ。ロボットが人間のまねごとをして性交している描写を一周だけじゃなく周回するたびに見せられるのはなんの嫌がらせですか。そんな下品というかしたり顔が透けて見える演出は若年層以外には受けないんです。そのくせスキップするのも微妙に面倒くさいですし、ムービーからプレイに移行する演出もスムーズどころかわかりづらいですし。

総評やら云々

 このゲームのアクションやらストーリー、STG要素やらの全てが上辺だけのパロディとしたり顔が透けて見えるので正直高級ファイナルソードにしか見えませんでした。

発売当時の価格で買っていたらコントローラーぶん投げて画面を叩き割っていただろうというレベルです。

三周目までやれというか三周前提のストーリーを組むのは結構ですがそれは最低限三周するのに耐えれるゲームデザインをしてから言って欲しいですし、ぶっちゃけ駄作寄りですよこのゲームは、エヴァ以降の悪いところを全て受け継いだ脚本家への信者ゲーでしかないです。

My Shanghai,Sweet Hourai

 

1.山から出てきた仙人掌

西方稀翁玉Ver1.003を入手しました。

Verというものの命名規則に則れば製品版なのですがこれは未完成品であり、幡紫竜におけるVer0.99にあたるものです。

 

実際起動すると製品版となりうる試用版と表示されるものであり、秋葉原BEEPやメルカリにおいてもこれより後のVerであるVer1.005や1.007しか流れていません。

他のバージョンとの差異もCDケースの形状が違い、MIDI音源がついてないだけでおまけテキストの内容などは同じですし*1。実際ゲームとして快適に遊ぶのならば1.005以降を選ぶべきですから。

 

2.仙人掌ステーキの中身

まぁそんなことはさして重要ではありません。私が入手し着目したのは稀翁玉のフォルダ内にあるおまけテキストについてです。

本作品の楽曲制作はAmusement Makersの先輩としてZUN氏が関わっているのは有名な話でしょう。そして稀翁玉においてZUN氏は関わった曲についてのコメントやゲームミュージックに関する思いなどを東方幻想的音楽のテキストのような形式でおまけテキストに残しているのです。

そのテキストファイルの名前はZUN「創曲幻想」であり更新日時は2001年12月27日と上海幻夜が刊行された10月から2002年に頒布される東方紅魔郷と蓬莱人形の間の貴重な記録となっています。

本テキストは文字列検索で検索しても数件の海外wikiしかヒットせず、日本国内では私を含めてわずか数件しか言及されていないモノです。

 

そんなテキストの内容ですがわざわざ記事に書くほどの内容です。下記に全文を示しておきます。

 

-------------------------------------------------------------------
 創曲幻想  ~ Alice in Shanghai Land
-------------------------------------------------------------------
前略 ZUNです。

 あとがきです。おまけです。おまけにもくじがあります。
 無用の長物です。

■0.おまけのもくじ
 1.あとがきのはじめに
 2.創曲裏コメント
 3.妖怪萌え
 4.What is Game Music. ~ VGM幻想
 5.あとがきのおわりに


■1.あとがきのはじめに
 初めましてZUNです。初めてじゃない方はお久しぶりです。
 お久しぶりじゃない方は初めまして。

 今回も曲を作成しました。
 あと、1キャラだけ繪を描いています。どれだか分かるかな?
 って、分かりすぎです(^^;(一つだけ絵柄が...)

 それともかく、今回の曲はいかがでしたか?
 少々曲数が少ないですが、その代わり、一曲のループも長く、ウェイトが
 かなり高いです。いつもに比べて若干大人っぽい(と本人は思ってる)曲
 に仕上がったと思います。

 そおいえば、いくつかの曲は体験版でもありましたが、今回はまた大きく
 変わっているため、新しい曲として聴いてもらえると吉。

 それから、wav 版と midi版は全く別物です。
 midi版を SC-88Pro で再生しても wav 版にはなりませんので、是非とも 
 wav で聴いてください。いやほんと。
 (逆に midi版を聴くのも新鮮かも(^^;)

 


■2.創曲裏コメント
 では、いくつか曲に対しての裏コメントを

 1.稀翁玉 ~ Fairy Dance
   なんのコメントも無いんですが(^^;
   この曲、思いつきで弾いていたらいつの間にか出来ていました。
   きっと妖精さんのしわざに違いない。きっとそうだ。
   妖精が襲ってくるー。というわけで Fairy Dance

 2.天鵞絨少女戦 ~ Velvet Battle
   「びろおどしょうじょせん」と読みませう。ええ、そうしませう。
   曲は曲名と一切関係なく(ぉ、フュージョンをっぽいところも
   あります。
   完全に趣味ですね(笑)

 3.Castle Explorer -in the Sky-
   前作(秋霜玉)のゲイツの曲は、「天空アーミー」でしたので、今回
   は「天空城」です。(ですって言い切られてもなぁ)
   キャラ的に全然合っていないところがポイント。
   この曲も、思いつくがままに、お酒に飲まれるがままに、弾いてい
   たら出来ていた、って曲だったなぁ(^^:
   それじゃ、キャラにあわんわな。

 4.オルフェの詩 ~ Pseudoclassic
   この曲は夏バージョンに比べて、大幅にお洒落になったと思う。
   Pseudoclassicとは、擬古的なということです。チェンバロなんか使って
   るけどサビなどJazzyな部分もあるのでそうしました。
   擬古的というのをギコ的と表記すると、かなり嫌(^^;。
   オルフェというのはオルフェウスの事です。曲とは関係ありません(ぉ

 5.新幻想 ~ New Fantasy
   この曲が一番古い曲です。今年の1月に創りました。
   まだ、ゲームのゲの字も無かった頃ですね(^^;
   ちょうど新世紀がセンセーショナルだったので、こんな曲名。
   いや、そんなに大げさな曲じゃないんだけど(笑)

 6.オルレアンの聖騎士
   この曲が結果的に一番キャラに合ったのかも知れない。
   midi 版はともかく、wav 版はロマンティックな曲になっています。
   うそ、なっていません。
   曲名の聖騎士とは、言うまでもなくジャンヌ・ダルクのことです。
   「フラッシュソード!」とかいう、足癖の悪い女王様です。

 7.My Maid, Sweet Maid
   私の女中、甘い女中よ。
   メイドって甘いのでしょうか。炊事洗濯、水仕事ばっかであんまり
   おいしくないんだろうなぁ。残念。
   狂牛病も草食を無理矢理肉食に変えたせいだって言うから、私も気を
   付けないと。(なんの話だ?)

 8.桜花之恋塚 ~ Flower of Japan
   「おうかのこいづか」と読みます。純和風ですよ、いや、準和風かな?
   どのみち、私は東方某を謳っていたくせに、創った東方曲は実は数が少なかっ
   たりして貴重です。
   そもそも、軽快な雰囲気の曲も珍しい。New Age 寄りな一曲。

 9.乙女戦士  ~ Heart of Valkyrie
   乙女戦士はヴァルキリーです。お得意の一曲で、もっとも私らしい曲です。
   って、こんな曲をお得意としているのもなんだな(^^;
   これを聴くとFM時代からなんにも変わっていない自分に気づきます。
   やっぱボス戦大好き(笑)
   対戦STGという性質上、ボス戦が少ないからなぁ。

 10.エニグマティクドール  ~ God Knows
   ラスボスっぽいっかつーと、76%位ラスボスな感じ。
   ピアノアドリブが大好き。でも、この曲のサビは今までの私の曲では珍しい
   メロディかも知れない。
   ここで言う「エニグマティクドール」とは、直訳すると不思議の人形、
   まぁ、呪術人形のつもりで。


 とまぁ、駆け足で裏コメントです。

 

■3.妖怪萌え

 さてさて、関係ないですが(ありますが)1キャラだけ絵柄が違う幽香と言う
 キャラは、実は昔私が創っていたSTGの東方幻想郷のラスボスであり、東方
 怪綺談のプレイヤーキャラの一人です。
 妖怪です。ええ。妖怪萌え~。
 全然東洋風っぽくないのは、妖怪だからです。ええ。妖怪萌。

 ちなみに、レベル1溜打ちの萌風を10人中10人は「もえかぜ」と
 読むだろうなぁ、と思いつつ。

 


 妖怪出ないかなぁ。うちの部屋とか、仕事場とかに。
 巫女さんでも可。

 ちなみに幽香は、怪綺談エキストラEDのあと、予定通り究極の魔法と言う物
 を拾得しました。それが何なのかは作者も知りません。

 きっと萌える物に違いあるまい。萌ぇ~。

 


■4.What is Game Music. ~ VGM幻想

 その昔、どこのCD屋でも隅に置かれるジャンルのCDがありました。
 そのジャンルは表舞台に出てこなかったのです。
 それは恐らく、音楽のジャンルではなかったからなのでしょう。

   - ゲームミュージック -

 その昔、「ゲームミュージック」という音楽ジャンルがありました。
 数多くの「ゲームミュージック」が生まれました。

 専門的な勉強をしていなかったが故に、新しいジャンルの片鱗を見せたものも
 ありました。ハードの限界により新しい演奏技術、表現方法も生まれました。
 決して、ゲームで使われてた、と言う意味ではなく、聴いたことがない音楽も
 存在していた。

 そう、そこには未成熟なジャンル「ゲームミュージック」という音楽ジャンルが
 確かに存在していたように思えるのです。


   - Future of Game Music -

 ハードの進化により、どのような音も出せるようになりました。 
 歌わせることも出来るようになりました。

 それと同時に「ゲームミュージック」というジャンルの曲は、フェードアウト
 してしまうのでしょうか。

 -ありえないコード進行、生演奏で再現できないパート、
  音楽のジャンルから外れる曲が素人の曲というならば、
  私は迷わず素人の曲を目指すでしょう
                     ZUN

 

 とか言ってみたいね(ここで言ってるって)(笑)


 最近なかなかいいゲームミュージックと言うのを聴いていないような気がする。
 いつか「ゲームミュージック」という音楽ジャンルが独立して、その意味は、
 その昔、よくゲームで使われていたのが由来。って言われる事を夢見て。

 ゲームで使用している曲ジャンルと言えば、
  1位 ライトクラシック風/民族風 (RPGに多い)
  2位 ポップ風 (RPG、エロゲに多い)
  3位 ロック風 (アクションに多い、か?)
  次点 ダンス風 (最近多い)
          (妄想調べ)

 という感じがする。はてさて、どの曲も私はあんま聴かないんですねぇ。


 私の最大のポリシー(目的)は、フュージョンがジャズとロックのフュージョン
 (融合)ならば、まだ認知されてない「ゲームミュージック」というジャンルと
 フュージョンフュージョン、「ゲームフュージョン」を創りたいところ。

 東方時代からジャズフュージョン好きだったので、ゲーム風にアレンジして
 曲を創ってます。今回も、ゲームでも、普通にもあんま聴いたことのない様な
 不思議なノリになってます。激しくて、STG好きには最適だといいなぁ。

 これからもこういう曲調で行きますよ、きっと。

 

 

■5.あとがきのおわりに

 さてさて、実は今回私は個人で冬コミに申し込んでいたのですが、運良く落ちて
 しまいました。仕事の方が危険な状態にあって、今回の稀翁だけでもぎりぎり
 だったので、助かったなぁと(^^;

 そんなわけで、来年の夏にもう一度申し込んでみようかなと思っています。
 ジャンルは同人音楽の方ですが、ちょっとでも興味があって気が向いたら
 探してみてくださいm(__)m
 東方(FM音源)時代からの音楽CDです~。と、宣伝。

 私のHPです。曲の感想とか、こっち気軽に書き込んでみてください~。
 東方幻想空間 「博麗神社」 http://www16.big.or.jp/~zun/
                            zun@big.or.jp

 

 

それでは、幻想の世界でまた合いましょう~。

 

 

 

 

 

 

そいえば、プロギア、2-5でやっぱり詰まってる。でも、あんだけ避けを
楽しめるゲームを見ると、私もSTG創りたくなるなぁ。

こっそり、STG新作つくろうかなぁ(割と本気)

 

タイトーに入っても色褪せないZUNのゲームミュージックへの思いが垣間見える文ですね。東方靈異伝の永遠の巫女や封魔録五面の道中曲であるひもろぎ、むらさきにもえを作った頃から何も変わっていません。
現在頒布されている蓬莱人形の冒頭で述べている一昔前の「アーケード世代のゲームミュージック」というものはこの時点で構想されていたのでしょう。

他に眼に入るのは~ Alice in Shanghai Landでしょうか。自明と言ってもよいほどに上海幻夜の文脈が載った言葉です。

ここは上海、魔法の都市だ。阿片の煙と雲が棚引きき、あらゆる場所に流れ込む。だからすべての人々が阿片の夢を見る・・・

まさしく上記で引用した上海幻夜冒頭の下りからZUNが連想した言葉でしょう。*2

 

さらに言及するならばZUNがこの半年後に出す蓬莱人形や夢違科学世紀でアレンジ、もしくは新規曲として作り直されたであろう曲でしょうか。

蓬莱人形ではさらに暗くアレンジされたエニグマティドールに関しては西方のZUNのおまけテキストファイルで言及されているように不思議な人形の曲であり、蓬莱人形においては下記のように言及されており、西方と蓬莱人形版の曲のベクトルとしては近い物になっていますし、ぽんち氏が出している幡紫竜の薄い本において言及されている黒ミューズの黒いマントもこの文脈の一部ではあるでしょう。

ああ、あの人形、どうにかして早く捨てたいのに。
だって、あの蒼い目。時折黒い鴉がくわえて持って
っちゃうのよ? あの目は本物の目よ。
いつも、私が新しい目を入れるんだから。

桜花之恋塚に関してはZUN本人もNew Ageというような曲です。東方幻想的音楽においても幽夢を奇妙な曲として言及し、東方幻想郷のMusic Roomではなんか、かっこよく出来たかな~といいながら幽夢を作曲してた彼がそう言うのですから既存の東方文脈から見ればまぁ異端でもありますし、JAGMOのオーケストラ講演である夢幻繚乱花で春の湊にの後に差し込んでも違和感のない曲ですしね。

 

稀翁玉ではエーリッヒのテーマとして用いられたMy Maid,Sweet Maidもそうです。Ver1.003はmidiが無いため私はmidi版で聞くことができませんがwavを聞く限りは夢違科学世紀において新規曲として収録していた科学世紀の少年少女に酷似しています。*3

これに関しては実際聞いてみた方が早いでしょう。私も聞くまではこんなそっくりな曲が存在すると思っていませんでした。

nico.ms

蓬莱人形に収録された二曲に蓮台野夜行において収録された魔法少女十字軍*4夢違科学世紀で収録された幻想機械やMy Maid,Sweet Maidと永夜三部作に西方などで作曲した曲を並べた構想でもあったのだろうか、そう思うような曲目ではあります。

 

また、そのような構想*5が見え隠れする蓬莱と秘封の合計三作、長いのでZUN's music collection初期三部作ないし初期CD三部作とでもしましょうか。
当該三部作において収録された幻想機械は前曲に夢と現の境界を前座においた曲となっており、ブックレットにおいても相対性精神学やら云々と言及しており、秋霜玉のラスボスであるエーリッヒの娘ないしVIVIT-Capturedに対する一種の答えでもあると私は思います。

彼女を現実に戻したVIVIT達と夢であると強く意識して、ひみつを暴き続けた彼女達という形です。ある意味では科学世紀と彼女たち、機械に閉じ込められた彼女とそれを助けたレプリカという類似構造なのかも知れません。

 

 

3.仙人掌の食後

まぁそんなつらつらと書き連ねましたが何を言いたいかといいますと、稀翁玉の創曲幻想のテキストはインターネットの海に、Yahoo!ジオシティーズやらと共に消えたミッシングリンクであると言うことです。

twitter.com

この記事を書く前に任意のフォロワーとこれについて話していたわけですが通じる人間自体は少ないモノの貴重な資料であると一緒に騒いでいました。

彼の知り合いの考察勢や竹本泉やらから東方に来たフォロワーなどに見せても面白い反応を見せていましたし、実際問題共有されていなかった、もしくは埋もれていた機知でありながら未知に成り下がった資料だったのでしょう。

この言葉を使うのは余り好きではありませんが、一種の幻想入りをしていたわけです。

上海幻夜の言を借りるならば回転するたび、万華鏡のように姿を変える上海であったものです。

twitter.com

 

この方ですら海外wikiで数回しか見たことがないと言っていたものですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

稀翁玉のミューズは岡崎夢見をさらに強くした感じなので倒せる気がしないんですけどね!!!グレイズでチャージを貯めていくSTGであれはダメだよ。*6

 

*1:しゅうろくももしさんの保有する稀翁玉と照らし合わせています

*2:上海幻夜を買え、中古で三百円くらいだから

*3:というかMusic Roomの方で老人どころか読書好きな大人しい少女ですね。そもそもSTGの曲ではないな(^^;とか言ってるし

*4:下記リンクで魔法少女十字軍の変遷は見てください 上海アリス幻樂団 (big.or.jp)

*5:私の妄想

*6:いつになったら幽香に会えることやら

日記

意味もあまりないですが日記です。

普段は脳内で全部覚えているけどパンクしそうなので。

何したか

微分積分をしてテイラー級数で遊びながら課題をやっていました

Unityはアバターの衣装不足やアイデア詰まりのせいでここ数日触っていないので本当におしまいです。

正直なところ体がだるいのでずっと寝ていたいんですよね。まぁ、それは大学生であるが故に許されはしないんですが。

本当にそれだけです。日記ですから。

Substance Painterが無料で使えてうれしいという話

こんばんはAtrasです。

ブラックフライデーも終わろうとしている今日この頃ですが私はこれまでSubstance Painterを買いたいと言い続けていました。

でもよく考えたら買う必要がないんですよね。

私は今は大学生ですから。

helpx.adobe.com

商業利用自体はNGですがSubstance Painter自体は有料で使えるんですよね。結論から言ってしまうと。

商業利用したいときにだけAdobeを契約すればいいわけですし、Steamに置いてあるSubstance Painterを買う必要はないわけです。

ついでにAutodesk製品も大学生なので無料になっています。うれしいですね。

これのお陰でテクスチャ製作も効率化できそうですし、Autodesk製品が無料と言うことでMayaも自由に試すことが出来ます。

意識が高い発言になってはしまいますが、大学生という身分の間にSubstance PainterやMayaを扱えるようになって将来の役に立てたいなと思いました。

今月の買い物

どうもこんにちは、Atrasです。

あっという間に七月になりました。もうすぐ夏休み、そんな時期です。

そんな七月の月初めということで副業の稼ぎが入りました。なので買ったものの紹介でもしようかなというのが今回のブログの趣旨です。

1,メイド服

リアルのメイド服ではありませんがメイド服を買いました。もっと正確に言うならばエプロンドレスですかね。正統派のメイドが着るロングのメイド服です。

booth.pm

そんな正統派のメイド服をアバターという自分自身が演じる人形にわずか三千円で着せれるのですから着せるしかありません。というわけでゴスロリ系のアバターであるメラフリノスから髪の毛を、目つきの悪いアバターの方がかわいいだろうということでアングラの子の頭を、そしてボディーはメリノちゃん専用とかいているようにメリノを使い自分の性癖のアバターを作っちゃいました。

 かわいいですね。本当はもうちょっとメイドらしいものを持たせたくはあるのですが今は思いつかないので追々追加していこう、そんな感じです。

2,The ビッグオー全巻

私がポストエヴァンゲリオンの中で一番好きな作品たるビッグオーの漫画版も全巻買いました。本屋で手に入れるのはいささか面倒くさいですがフリマサイトでなら容易に手に入りますし、八巻すべてがそろって二千五百円という破格の値段で買えたので。

 今まではアニメ版しか見てなかったんですけれども、漫画版もかなりいい。そう思わされる作品でした。展開はアニメ版とかなり違いますがキャラクターのアクがしっかり出ていてかつ80年代以前のロボットのようなメカデザインとどことなく古くさい世界観がきれいに絡み合っていました。

3,The ビッグオー オリジナルサウンドトラック

これも名前の通りビッグオー関連ですね。音楽を担当したのは仮面ライダーガンダムSEEDの曲などで知られる佐藤俊彦氏であり、ビッグオーのどことなく古くさくはかない世界観をこれでもかというほど明瞭に映し出してくれます。

このサントラ自体は数ヶ月前に調べたときは一万円程度したのですがかるくメルカリを調べていたらレンタル落ちとはいえ五千円程度で手に入りそうだったので脳死で買ってしまいました。

 届いたの自体は本日、七月三日なのですが。映画を見て帰宅したらポストに入っていたのでサクッとDAPに取り込んで聞いているわけです。やっぱりいいですね、オーケストラ寄りのサウンドなのでDAPで輝く、そんな音です。ビッグオー世界のイレギュラーたるマイケル・ゼーバッハのメインテーマといっても過言ではないSTONINGや美しいピアノサウンドによって奏でられるエンディング曲のAND FOREVER……もいい音でなってくれます。

ほんとのところはサブスク入りしてくれたほうがありがたくはあるんですけれどね……そろそろ当時品のCD自体がだめになるので。まぁなんだかんだいっていい買い物でした。

今月はこれくらいですかね。今月の残りのお金の使い道は映画代みたいなとこがあるので。それも2001年宇宙の旅や竜とそばかす姫、ラブアンドポップなど、見たい映画が多すぎるのが大体悪いんですけれども。

シン・エヴァンゲリオンの薄い本のあれ

この記事にはシン・エヴァンゲリオンの薄い本のネタバレが含まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はてなブログに記事を書くのも久々ですね。どうもAtrasです。

シン・エヴァンゲリオン二回目を見に行きました。

そして劇場入場特典としてシン・エヴァンゲリオンの薄い本をもらいました。

Qの前日譚についてはnoteははてなブログに記事を書いている人がバカほどいるでしょうし特になにかいうことはありません。

私がこの公式の薄い本を読んで庵野くんさぁ……ってなったのはそこじゃありませんから。

 私が公式の薄い本を見て庵野くんさぁ……ってなったのはこの薄い本の21ページ、碇一家とマリがカラオケに行っているイラストです。

そこでユイさんが歌っているのがユーミンのBOYAGER~日付のない墓標なのですがカラオケの曲が流れるのと同時にその曲に関連した映像が流れるのがカラオケという物です。そしてユイさんが歌っている後ろで流れている映像はさよならジュピターの劇中の映像なわけです。

確かに小説は文句なしでおもしろいですよ?さよならジュピターは。トップシリーズで台詞をまんまもってきたり話の筋を同じにしたりと庵野監督がさよならジュピターを大好きなのもわかります。だからといって公式のアートブックの性格を持つこの薄い本でさよならジュピターの劇中映像の絵を描かせますか?